2007年3月16日金曜日

白い黒船の来襲

Ipod「Apple M8946J/A iPod 15G」

自分の選択眼はホンモノだと信じている。
ヒット商品を予見出来るだけのアンテナも張っているし、バックグラウンドの知識もかなり豊富なつもりだ。
しかし、モノの本質を見抜けず評価を見誤ることだってある。
思いつく限りでの最大の過ちは、ファミコンの可能性を見抜けなかったこと。
そして、このiPodの暴力的なまでのヒットを予見出来なかったことだ。

初代iPodが世に出た時、それがウォークマンのデジタル版にして、他のシリコンオーディオに比べバカでかい代物にしか映らなかった。

音楽を選択してから持ち出すのと、全ての音楽を持ち出してから選択するのとでは、天地がひっくり返る位の違いがある。
また、レコードやCDライブラリがディスクの集合体でしかないのに対して、iTunesライブラリは一見混沌とした総体だ。
そのブラウジング、或いはハンドリングデバイスとしてのiPodの価値に気付くのには2代目のコイツの登場を待たなくてはならなかったのである...