2014年3月30日日曜日

ビリーの思い出1


三尺バナナのビリーである。
当初の名前はジャックであったが、幾度かの台風で葉がビリビリに裂けてビリーへ改名した。(笑)

昨年9月には遂に花芽を出しその後バナナの実をならせた。
しかし...時期が悪かった。

バナナの実は熟すのに半年以上かかる。
折しも季節は冬。
寒気を避けるために室内で過ごす事となった。

バナナの葉がデカいのは、多くの陽の光を必要とするからに他ならない。
光量を補うためにLED電球や紫外線ランプを煌煌と灯したが、やはりダメだった。
バナナの実は1つずつ順に黒変して萎縮して行った。

皮肉な事に事態は更に悪い方向へと向かう。
次代を担う2つの水芽が狭い鉢の中で大きく成長しだして、お互いを圧迫していた。
特に小さい方の水芽の状態が日に日に悪くなってきた。

種無しバナナは株分けで代を繋げる。
その大事な水芽を枯らす訳にはいかない。

話は明日へ続く...